これまで、夫に家事参加をさせる方法について書いてきました。
その後の記事を予告しておきながら、更新が遅くなり、大変申し訳ありません。
仕事が忙しくなったこと
また、考えさせられることが多々あり、なかなか記事が書けませんでした。
前回の記事↓
ここまでして、多忙な夫に家事をさせる執念が怖い・・・鬼嫁?・・・と思われたかもしれませんね(笑)確かに、そうかも(汗)
また、ここまでして夫にさせるより、自分でやったほうが早い・・・
という方もおられると思います。
家庭によって事情が全然違うので、万人に当てはまる方法ではないですし
皆がこうした方がいいと言っているわけではありません。
私のように、夫婦共働きで、家事育児も夫と協力してやっていきたい方に参考にしてもらえたらと思います。
しかし、根気よく夫の協力を促すよりも、自分が仕事を辞めた方が早いんじゃないかと折れそうになることもあると思います。
モチベーションがないと続けられないと思います。
なので、なぜうちは共働きを選び、夫の家事参加が必要なのかを書いてみたいと思います。
妻側のニーズ
私が仕事を続けたい理由
元々は、夫婦が一つになって夫が社会活動、妻がそれを支えるという形態が普通でしたよね。
ですが、最近はうちのように、夫婦共働きが当たり前のようになっていますね。
なぜなら、結婚までは男女平等として育ってきたからです。
そういうふうに学校生活を送ってきました。
学をつけたら、当然仕事を続けていくのが当たり前だと思っていました。
ですが、結婚したら、どうするのがいいのか、学校では習わないので
お手本は自分の親、自分の家庭の価値観になります。
急に家事育児は女性のものになってしまいます。
しかしそれはネガティブなことではなく、私は家事育児はとても大切なものだと思っています。夫がしたいと言っても、どうしても任せられない部分がありました。
私が家庭や子育てに責任感を強く感じ、あくまで自分が主体となって行いたいと思うのは
誰かに教えられたからではなく、本能的なもののような気がします。
私の父母も祖父母も、子供が産まれることは、家族にとって一番の喜びであり
子供の成長を何よりも喜んでくれる価値観があったことは確かです。
そういった環境が影響しているのかな?
子供が一番大切という価値観は、日本人のDNAに刻み込まれているのかな?
と思ったりします。
しかし、今の社会では家事育児の評価が低い。
社会に出れば、自分の能力が認められ、自分の声があげられますが
家庭にいながら、自分を認めてもらい、自分の声を社会に伝えていく術を知りませんでした。
なので、子育てはとても大切な仕事なのだけど
仕事を辞めるということは、自分の歩くための足や、羽ばたくための羽を奪われるような気がしていました。
そして、実際問題として子育てにお金がかかります。
昔は、女性が家に入っていても豊かな時代だったのかもしれない。
でも、現代の生活、入っていく収入は変わらないのに、生活コストはどんどん上がっています。とても豊かだとは思えない。
いくら夫が医師だとしても、医師として研鑽を積もうと思えば思うほど、それには自己投資が必要です。例えばその一つが海外留学でした。
世の中では高収入と思われがちですが、出ていくものも多く、とても夫1人の収入では頼りないと思っていました。
他にも色々と理由はあります。
孤独なワンオペ育児が嫌だ・・・とか
現代の専業主婦の育児環境は、よっぽど自分で積極的に育児コミュニティを作って活動できる人じゃないと、とても孤独なものに感じます。
保育園を利用し、その先生達と一緒に子育てをしてもらえる、同じような共働きママさん達と知り合いになれることは、孤独な子育てより価値があるように思えました。
・・・本当に子育てママは
働いても大変
働かなくても大変
・・・なんでこんな日本になっちゃったんでしょう?
こういったことが、少子化の原因の気がします。
夫側のメリット
一方、夫側に家事をするメリットってあるのでしょうか?
特に、仕事ですり減っている勤務医夫が、家で家事も押し付けられるのは本当に大変なことでしょう。
私の夫の素晴らしい点は、私を1人の人間として平等に見ており、私が仕事をするかしないかは、私が決めたらいいというスタンスでした。
本当の理由は、収入が減って自分の使えるお金が少なくなるよりは、家事をする方が良かったのかもしれません(笑)
また、お互いそれぞれ自分の世界があって、干渉し合わない関係が理想でした。
なので、お互いのニーズが合っていたのでしょう。
お互いのニーズが合っているという前提での夫側のメリットは以下の通りです。
メリット①
料理はやってみると案外楽しい。そして健康にもいい(健康に気を使うようになる。)
そもそも、男性医師は家事をしない、というのは偏見ですよね。
医師に限らず、世の中の男性、割合的にはまだ少ないかもしれませんが、家事育児をする男性はどんどん増えていますよね。
私の夫が料理をするきっかけになったのは
料理がとても上手な先輩医師と家族ぐるみで交流するようになってからでした。
とても忙しい外科医が料理なんかできるの?と思ったのは私の偏見で
お宅に招かれてから振る舞われた料理は、プロ級?かと思うような
本格的なコース料理でした!私など足元にも及ばない。。。
その先輩は、外科医としてもとても優秀でいらっしゃるのですが
料理への取り組み方も、仕事と一緒なのか、シェフのようにこだわりを持ってされていました。
本当に美味しいので、仕事が忙しいのに、どうしてこんなに料理が上手なんですか?と伺ったところ
「気分転換になる」
とのことでした。
また、作ってみて失敗作も数々あり、とても人には出せないと捨ててもう一度作り直したり、と熱心に研究し試行錯誤を繰り返されたようでした。
そのこだわりも、やはり仕事への取り組みが活きているなと思いました。
夫は、それまで洗濯や食器の片付けなどはしてくれていたのですが
料理にはまだ踏み込んでいませんでした。
しかし、その先輩家族と交流するために、夫婦でメニューを考えて
夫も自ら作り始めました。
最初は失敗もありましたが、今では自分で有名シェフのレシピ本を買って休日にトライしてみたり、楽しんでいます。
自分の趣味・楽しみにもなりますし、特に40代からは健康に気を使い始める年齢。そんな時に自分の好きに、健康に気を使う料理が作れます。
よく考えたら、有名レストランのシェフは男性が多いですし
料理って男性と相性は悪くないですよね。
メリット②
視野が広がる。
どうしても、働いている人が偉い、となりがちですが、世の中が動いているのは、外で仕事をしている人間がいるからだけではないということを、実感として知ることでしょうか。
もしそんな男性が、例えば政治家とか、世の中を動かす地位にある人に増えたら
もっと世の中は女性や主婦目線の良い政策や良い世の中を作っていける気がします。
その視野の広さは、これだけ女性が社会で活躍するようになった現代では必要なのではないでしょうか。
メリット③
あと、これが一番かもしれませんが、夫婦仲への影響です。
夫が家事をしてくれることにより、夫婦仲がよくなりました。
夫が洗濯、ゴミ出し、お風呂掃除、トイレ掃除、庭掃除など担当してくれることにより
夫が出張などで1週間も不在にすると
正直、家事が一手に私の手にかかり、とても大変になります。
庭の草も伸び放題になってしまう(笑)
そうすると、普段夫がしてくれていた事のありがたさを思い知り、
早く帰ってこないかな〜!なんて思います。
私がズボラ主婦のせいではありますが
夫にもそのことを伝えると
「やっぱり俺がいないとダメだな。」
とまんざらでもなさそうです。
そのことは家庭での存在感に影響すると思います!
昔から「亭主元気で留守がいい」という言葉がありますが
夫が家事してくれないどころか、家にいる方が世話が焼ける場合
きっと出張でいなかったら本当に伸び伸びするでしょうね(笑)
そして「いない方が楽〜」となると、「帰ってこなくてもいいよ〜」になる気がします。
まとめ
長くなりましたので、今回はここまでにします。
本来は女性はこうあるべき、男性はこうあるべき、という考えがあるのかもしれません。
反対に、男女平等だから男性も女性と同じように家事育児をし、女性も社会で活躍するべきだ!という考えもあるでしょう。
私はどっちの意見も正しいと思うし、反対にどっちもなんか違うなと思います。
何が正解かはわからないけど、夫婦が本音で話し合って、自分たちの正解を作るのが一番大切だと思います。
夫婦がお互いを尊重しあって仲良く過ごすこと
これがあれば、どっちが家事をして仕事をするかということは問題ではなく
それぞれのできることをし、お互い感謝しあうことが大事かなと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。