徒然

これから医師になる人が知っておいた方がいいこと

これからの医療業界

パンデミックで、医療業界が注目された3年間でした。

ポストコロナのこれからの時代、医療業界はどうなっていくのでしょう?

相変わらず受験生に人気の医学部ですが

現在、医療業界で働いているものとして

先行きは手放しで明るくは感じません。

 

若い頃は、自分の技術・能力を向上させ、学位を取り、専門医を取れば

幸せな未来が約束されている・・・

ような気がして頑張ってきました。

要は真面目にコツコツ、学び続け

与えられた仕事を努力して習得し続ければ大丈夫と思っていました。

 

確かにそれで報われた部分もあります。

しかし、どんな業界でもそうかもしれませんが

これからは何も考えなくても

ただ真面目にやっていれば将来が約束された仕事というわけではないと思います。

 

確かに、就職活動を頑張らなくても職に困ることはなく

景気によって給料が大幅に増えることもないけれど、減ることもない

安定した仕事という意味では恵まれていました。

今までは。

 

ですが、その安定も

「国」が安定しているからの上に

成り立っているものでした。

 

少子化が進んだり、国力が落ちたりすれば

税収が減るので、税金で成り立っている医療費は

削減されるしかないですよね。

ただでさえ、今一番国の財政を圧迫しているのは医療費・・・。

 

それでも、今まではそういう社会情勢にも疎く

全然実感として感じていなかったのですが

昨今の激しい変化と、それによる今後の見通しを考えた時に

影響をだんだんと実感するようになりました。

 

診療報酬が削減されるとか

働き方改革で、長時間労働が管理されるとか

病院数を減らしたいのではないかという国の動きとか

色々な状況が変化していくんだなとは予想していました。

 

本日の記事は1489Netさんという開業支援のコンサルティング企業さんの

you tubeから抜粋させて頂きました。

これからの医療業界を明確に予想されていて

現在医療業界にいる人だけではなく

これから目指す人にもとても参考になると思います。

また、医療費は国の財政を圧迫しており

医療を安心して受けられるかどうかは国民最大の関心事だと思いますので

ご興味のある方はどうぞ。

 

「病院、クリニック市場から読み解く、日本の医療業界の将来像」

 

 

医療業界の見通し

  1. 医師数増加と医師平均所得の減少

  医師国家試験合格者増加→これは文科省・学校経営者が医療系の学部を増やした

  医師不足ということで、医学部が新設されたり、定員が増えました。2015年ごろから医師数は徐々に増えています。

 

  世界と比べて医師が少ないとはいえ、日本は、医薬品の使用量はアメリカと一緒 世界で最も医薬品の使用量の多い国である。

  高度医療費は世界一

  本当に医師不足なのか?

 

2.  病院病床削減 

 現在、国は病床削減の方向への施策を行なっています。

  2025年までに119万床減らす 

 →働く場所削減

 →病院勤務医の働く場所が減り、開業へ

 

3. 国家財源の困窮→医療費削減

 

結果

1. 開業医が増加する→競争激化

2. 都市部は高年齢医師集中

3. 有床診療所壊滅 

4. 24年労基法改正→病院病床削減に拍車

5. 融資が厳しくなっている

 コロナで出た融資の回収

 金融引き締め 資金調達厳しくなる

 小さなクリニックは厳しい

  しかし、戦略性を持ったクリニックは大丈夫

 

これから開業するクリニックは

 →大型化、多様化、感染症対策→複数医師での共同経営がいい

 

「逼迫する日本経済、医療業界の低迷期到来か」

 

勤務医に止まるも、開業するも一筋縄では収まらない時代が到来

 

税収↓ →日本政府の統制経済市場から自由化になるのでは

 

自由化広告時代が間近に

(紹介受診重点医療機関はもうネット広告自由化になった)

 

削られる診療報酬

 AIがドクターの代替をするため

 今まではドクターになるのに、何百万何千万円とかかったので、その対価としての診療報酬だったが、AIで診断できるとなると、診療報酬が下げられることは容易に予想される。

 

かかりつけ医制度が弱小クリニックを淘汰する

 

広告宣伝解禁

 診療報酬の進捗見える化→経営の視点が必要

 

病院勤務医減少→競争激化のクリニック市場

 格差社会になる

 最適立地条件が変わる→郊外、駐車場がある

 

私の感想

個人的には

どんな時代になったとしても

ただ成績がいいからという理由ではなくて

本当に、医師になりたいとか

医療の道にやりがいを感じる人が

医師になる方がいいだろうなあと思います。

これからの厳しい時代を舵取っていかなくてはならないのですから。

 

ただ、今の受験制度で、18歳の時にそこまで視野が広く、人生の目標を

決められる子は限られていると思います。

海外では、まずは大学を卒業して

その後、メディカルスクールに入ってやっと医者になれるというシステム。

年月と費用がかかりすぎて大変かもしれませんが

そのほうが、本当に志のある良い医師が育てられ、

国にとっては良いシステムかもしれません。

 

 

大阪府知事選候補の、吉野敏明先生の圧倒的な医療政策。

現在のような治らない治療に莫大な費用を使う医療ではなく

治る治療や本当の予防にシフトすることにより医療費を減らし

国民は病気にならず健康な人が増え、国は豊かになる。

保険医療しか知らない人には夢みたいに思えるかもしれませんが、

実は、確実にそういう予防医療を行う医療者は

まだ少ないですが確実に増えています。

私も勉強しています。

気づく人が増えたら

そういう方向になるだろうなと思います。

 

 

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