賢く自立した子を育てる 長男(東大生) 長男高校時代

自分で勝手に勉強する子に育てる〜ワーママ女医が、働きながらでも東大理一に合格する子を育てられたわけ 子育ての考え方編〜

はじめに

東大に合格する子って一般的なイメージとして、小さい頃から早期教育や、習い事をたくさんしていて、そのためには母親が働いていたら不利で、専業主婦で子供の相手をしっかりできるような良妻賢母でないと難しいような気がしませんか?

一時期話題になった、お子様を全員東大理Ⅲに合格させたお母様(佐藤ママ)も、専業主婦で、子育てを「仕事」として専念されておられましたよね。

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この本を私も読みましたが、お子様に対する教育の仕方は、すごい!さすがだなあ〜!としか言いようがなく尊敬しましたが・・・とても私には真似できないだろうなあと思わされるものばかりでした。

やっぱり子供を東大に入学させるためには、母親はここまでしないといけないんだな〜と思わされますよね。

確かに完璧な管理をした子育てをすれば、子供を良い大学に行かせることができるのかもしれません。

みなさんは自分の子供を東大生にすることが子育ての目標なのでしょうか?

多くの人は、東大でなくてもいいけど、賢い子になって欲しいとか、良い大学、良い仕事について欲しいとか、は思いますよね。そのために母親が何かしてあげないといけない、と思わされることもよくありますよね。

私もそうでした。

それは何のためですか?

きっと子供に自立して欲しいから、というのが大きいですよね。私も自立して欲しいというのも大きな子育ての目標でした。

最初は自立して欲しい→そのためには賢い子になれば自立できるだろう!という単純な思考で賢くなって欲しいと思っていました。

しかし、賢い子に育てようと思うと、あれもしてあげないと、これもしてあげないと・・・ああ〜働いていたら無理だ・・・というジレンマに陥ってしまうこともよくありました。

それでも長男の時は、まだ私も若かったので、努力と根性で、働きながら長男にできる教育的なことはないかと模索していました。けれども、子供が二人、三人と増えていくと、働きながらではとても無理〜💦という感じでした。

良い大学に行かせるために、早期教育や中学受験を行い完璧な管理のもとに行う子育ては、正直、仕事と両立したい母にはなかなか難しい話だと思います。

世の中には、それを両立できている、すごく優秀な女性もいるとは思いますが、それは万人にできるものではなく、超レアな優秀な人だと思います。そういった方はきっと私のような者のブログの情報は必要ないでしょう😊

子育ての目標は?

ここで、自分の子育ての目標を見直し、選ぶ必要があります。

完璧管理のもと、子供に可能な教育は全て与え、そのために母親ができることは全てしていきたい、そういう方はこのブログではなく、佐藤ママの本を読んでいただければいいと思います。素晴らしいノウハウが書いてあります。

または自分の仕事をパートにするとか、抑え気味にして、子育てをメインで行なっていくという選択もあると思います。それならば、佐藤ママのノウハウを生かすのも可能だと思います。

私のように、子供が自立し手がかからなくなること、そして子育てしながらもできるだけ自分も仕事などで自立することを目標にする人には、多少私の経験が役に立つかもしれません。

自立を目標にする子育て

私の子育ては、結果として長男が東大に行きましたが、東大を選んだのは本人で、私が行かせたわけではありません。

私の子育ての成果としては、自分で進路を選んで(→それがたまたま東大だった)、自分の行きたい道を見つけ、自分で努力できる自立した子を育てた、ということだけだと思います。

なので、自分の子供を全員東大生にする自信は全くないですし(笑)、私の子育ての目標でもないです。

うちの場合・・・楽だった中学以降

中学校以降、息子の勉強を見ることなんてできませんでした。

そもそも小学校の間、北米でのびのびと遊んで暮らしていました。

帰国したのは中学入学直前で、長男は公立中学に入学しました。

約5年の北米生活でしたので、日本の学校の勉強について行くためにも、中学入学の春から塾には通いはじめました。

私は、帰国と同時に当直あり、フルタイム勤務の忙しい大学病院勤務でしたので、子供の勉強を見る余裕などありませんでした。

そもそも私が専業主婦だったとしても、中学以降の息子は親に勉強のことを相談することは皆無で、ましてや教えてやろうなどとしても、ウザがられるだけです。なので、勉強に関しては、全くのノータッチでした。

それでも、ゲーマーだった長男が、定期試験前にもかかわらずゲームをしていたり、家で学校や塾の宿題すらしている姿をほとんど見たことない状態でしたので、「勉強しなくて大丈夫なん?勉強しているのを見たことないけど」とは聞いたりしていました。

長男はいつも「ママが見てないところでしてる。」と言っていました。「そもそも、帰ってくるの遅いくせに、勉強している姿を見る暇ないでしょ?」と言われていました😅

高校受験前の冬、部屋で静かなので、「勉強してるのかな〜?」、夜食でも・・・と思って部屋をのぞいたら・・・

地図、書いてました。

地図は長男のハマったものの一つなのですが

その時はヨーロッパのどこかの国のどこかの街の細かい地図を書いていました。

きれ〜に色鉛筆で色をつけて、細かく街の名前なんかもたくさん書いてありました。

地理の受験勉強ではなく、全くの趣味・・・なんですが(笑)

余談ですが、地図好きは2歳から始まった長男、ず〜っとハマっていました。おかげで地理はずっと得意でした。

長男曰く、授業の中で大体理解し覚えているようでしたので、自宅学習は最低限だったようです。

高校時代も全く勉強に関してはノータッチでした。

大学受験に関しても、学校と塾の指導にお任せで、私に相談してくることは皆無でした。

母としてしたことと言えば、栄養バランスを考えたお弁当を毎日5時に起きて作ったり、それなりに家をきれいに保ったりということは、しました。それだけでも、働きながらだと、結構大変でした。

そんな感じでしたが、自分で目標を決め、自分で勉強をして合格したので、本人も大学受験の合格体験記に

「進路は自分で決めたので、合格した時すごい満足感がありました。」と書いてました(笑)

やっと実感した子育ての目標

子育ての目標・・・というのはその時の状況によってもあっち行ったりこっち行ったりなかなか定まらなかったのも事実です。

そんな未熟な母だった私も、長男が大学合格した春に、やっと子育ての目標はこれだな、と定まった気がします。遅いですが。

それはある有名な本を読んで実感したのでした。

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人生のタスク 

行動面 ①自立すること
    ②社会と調和して暮らせること

心理面 ①わたしには能力があるという意識
    ②人々はわたしの仲間であるという意識

これが、子育ての目標であり、何より自分自身の目標でもあります。

ただし・・・この目標には、メリットとデメリットがあります。

メリットは、自立した子供に育つため、子育てがだんだんと楽になっていきます。なので、仕事と両立ができ、自分の仕事もキャリアアップできます。

デメリットとしては、子供が自立するので、親の思うとおりにならないこともあります。それが親の思ったとおりの安心な道ではないこともあります。それを受け入れる努力が必要なこともあります。

例えば、うちの場合・・・親の希望としては、むしろ東大というよりは医学部に行ってくれたらなあ・・・だったのですが、かないませんでした😅なので、思った通りにはなりませんでした。自立はしましたが、親の希望通りの進路というわけではなかったのです。

親の希望通りに、子供が進まない場合

親としては心配や不安も大きいこともあるでしょう。

そんな時に役に立つ言葉があります。

子育ての真理

それは子育ての真理であり、人間関係の真理だと思っています。

それは

課題の分離

 「他者は私の期待を満たすために生きているのではない」

ということです。※課題の分離については、アドラー心理学の上記の本を読んでみてくださいね。

子供は親の期待を満たすために生きているのではないということを受け入れるということです。

どうしても、親は子供に期待をし、親の思う通りに安心な素晴らしい道を歩んで行くことを望んでしまうものです。

しかし、子供は親の期待を満たすために生きているのではないのです。

子供が選んだ道が親の期待通りでなかった場合、親としてそれを受け入れるには相当な悩みや葛藤もあるでしょう。

しかし、それを受け入れた時に、子供は親の想像を超えた成果を出し、親は期待以上のプレゼントを受け取ることになるでしょう。

まとめ

長男は結果として東大理一に合格しましたが、それは私が選んだわけではなく、自分で進路を決め、自分で勝手に勉強していました。

親の働きかけが何か功を奏すとすれば、幼児期と小学校までで、年齢とともに介入できる部分はどんどん減ってきます。

逆に言えば、中学以上の子供に親として何もできることはありませんでした。できるとしたら、反抗期に広い視野で見守るくらい。無駄な介入を止めることくらい。

なので、自立してくれて、楽になったと言えば本当に楽でした。

私も自分の仕事に専念できる時間も増え、帰国後に様々な資格をとることもでき、経験も積んでいくことができました。

今回は、私の子育ての考え方をまとめてみました。

仕事と子育ての両立に悩んでおられるお母さん達の、何かヒントになれば嬉しいです💓

今日も読んでいただいて、ありがとうございました🙇‍♀️

スタディコーチ

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